エボラ出血熱への対応について
西アフリカでのエボラ出血熱の流行が世界的な脅威として報道されています。2014年9月時点で流行は持続しており、収束の兆しは見られません。エボラ出血熱の感染経路は発症した患者さんの血液・嘔吐物等への直接的な接触とされており、日本では検疫などでの水際対策により感染拡大の可能性は低いと思われますが、警戒が必要です。発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、腹痛、嘔吐、下痢、原因不明の出血などの症状のある方で、発症3週間以内に次のいずれかの渡航歴や接触歴のある方は、最寄りの保健所にご連絡頂き、指示された医療機関を受診してください。
渡航歴:エボラ出血熱が流行している西アフリカ地域(ギニア、シエラレオネ、リベリア等)やこれまで発生のあったアフリカ地域(ウガンダ、スーダン、ガボン、コートジボアール、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国等)への渡航歴・居住歴
接触歴:エボラ出血熱患者やその疑いのある患者さんの体液等(血液、体液、嘔吐物・排泄物など)との直接接触や、感染流行地域由来の野生動物(コウモリ、霊長類等)との直接接触
詳しい情報は厚生労働省ホームページ「エボラ出血熱について」をご参照ください。エボラ出血熱に関するQ&Aも掲載されています。
厚生労働省ホームページ「エボラ出血熱について」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ebola.html